【相場観を知ろう】解体費用のあれこれを解説!安く抑えるテクニック4選
解体工事をともなう家づくりでは、解体費用は高いのか、それとも安いのか、相場が分からない方も多いでしょう。解体費用はさまざまな背景によって変わるため、相場は目安に留めておきたいところ。
ただ、見積もりをする前にある程度の相場観を知っておくのはとても大事です。
今回は解体費用の相場や、「高い・安い」に影響する部分、安くおさえるテクニックを詳しく解説していきます。

相場から解体費用の「高い・安い」をチェックしよう
解体費用の相場を知る前に頭に入れておきたいのは「作業時間に比例して高い」という点です。
解体工事は、
・面積が広い
・頑丈な構造の建物
・周辺環境によって時間がかかるケース
・付帯工事がいくつもあるケース
などで作業時間が増えます。
そのため、相場から高いケースもあれば、逆に安いケースもあるでしょう。
ただ、それでもやはり解体費用の一般的な相場は知っておくと安心ですよね。
木造の場合、1坪あたりの坪単価は3~5万円が相場といわれています。
一般的な木造住宅で30坪ほどの広さなら90~150万円ほどが相場と考えらえます。
木造より強固な構造の建物は2倍ほどの単価アップになるケースも。つまり、相場が300万円以上になることもあります。
また、面積が広いと作業時間も増えるため、相場が400万円を超える場合もあるでしょう。
実際は面積が増えると全体的な解体費用の相場は高いですが、提示された見積金額を坪単価に換算すると安い場合もあります。
「坪単価」はあくまでも相場の目安として考えておくことをおすすめします。

解体費用は高い?それとも安い?どんなポイントで相場から金額が変わる?
戸建住宅の解体費用はさまざまな事情で、相場よりも高い・安いが変わってきます。
「一般的な相場を想定していたのになぜこんなに高いの…?」とびっくりしないように、どんなポイントが解体費用に影響するか見てみましょう。
◎ポイント1:建物の面積、構造など
建物の面積が大きいと作業時間や手間がかかるため相場より高い傾向です。
また、構造が強固なほどに解体の手間がかかるため相場よりも解体費用は高いでしょう。
通常、木造住宅が最も単価的に安いですが、軽量鉄骨や鉄筋コンクリートは数万円も単価がアップして高い傾向です。
◎ポイント2:アスベストの除去の有無
アスベスト調査によって、解体する建物にアスベストが入っていることが分かれば、相場よりも解体費用は高い傾向です。別途除去費用が必要になるからです。
◎ポイント3:隣地との間隔、前面道路の幅など
解体工事では、「周囲に音を響かせない」「ゴミが飛ばないように」などのため、足場をかけて養生シートをかけることが多々あります。
隣の土地との間隔が狭すぎるとシートもかけづらく、さらに作業中は傷をつけないようにと十分な配慮が必要で時間もかかり、相場よりも解体費用が高いかもしれません。
また、前面道路が狭すぎて作業に必要な重機や大型車両が入りづらい・停められないケースも相場よりも高いでしょう。
道路と敷地の関係によっても、解体工事の手間が変わるからです。
たとえば、敷地の前の道路が広く、ゆったりしていれば重機の侵入・撤去したものの搬出入もしやすいでしょう。
でも、道路幅が狭い・交通量が多いときは時間がかかると判断されることに。
その分が考慮された見積書となります。
特に、旗竿地で重機や車両が入りづらいときは少し離れた道路から人力で作業する可能性もあり、相場よりもかなり高い見積書を提示されるかもしれません。
一般的な広さの建物で安いだろう…と思っていたら、道路状況で相場よりも高いケースもあるのです。

高い解体費用をおさえるテクニック4つ
解体費用は定価がないため、相場よりも「高い・安い」が分かりづらいもの。
そんななかでも次のようなテクニックを知っていれば高い解体費用は少しでもおさえられます。
◎テクニック1:不用品処分は業者に頼まず“自分”でやると安い
解体工事の見積もりは、家屋のなかに残置物がない前提で行います。
建物に不用品があり、その祖処分を解体業者に頼む場合は高い費用となりがちです。
通常、一般的な家から出る家庭ごみや紙類(本や書類等)は、自治体のゴミ収集の日に出せばコストがかかりません。
しかし、解体業者に依頼すると「不用品の分別・搬出・処分場への運搬」と業者の手間がかかるため、高い費用が請求されてしまうのです。
完全に“木材”だけで作られているタンスなどの家具の場合、解体工事の範囲内でお金がかからず処分してもらえるケースもあります。
しかし、ソファーやベッド、食器棚などはバネや金具、ガラス扉が含まれ分別・処分に手間がかかり安い費用ではできません。
また、エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機といった家電は家電リサイクル法に基づき、正しい処分が必要です。
いずれにしても、不用品処分の量や依頼する解体業者によって不用品処分の金額も異なります。
解体工事とは別に「不用品処分費用」として見積もりを依頼しましょう。
◎テクニック2:解体時期は解体業者の閑散期を狙う
解体工事は、業界の閑散期に依頼できれば、繁忙期よりも安い傾向です。
そもそも解体工事は人件費の割合が大きいため、閑散期には安い費用にできます。
1年のうち、11~1月頃に繁忙期が始まり、特に忙しいのは年度末に近づく2~3月。
一方、4~6月頃は解体業界では閑散期と言われていますが、依頼する解体業者によっては忙しいこともあるでしょう。
解体業界の人員不足問題もあり、小規模な会社であれば常に忙しい可能性もあります。
繁忙期よりも閑散期の方がコストは安い傾向ですが、実際に見積もりしてもらうことが大事です。
◎テクニック3:庭木、雑草、石の処理も自分でやると安い
家の周りに「樹木」「石」「雑草」などがある場合、解体工事の際に追加費用となるため、自分でやると安いです。
ただ大きな重機で掘り起こさなければならないほどの樹木は、自分達で撤去するのは難しいでしょう。
そこで、庭を見渡したとき、雑草や小さな石など簡単に取り除けそうなところを自分でやっておくと、少しでも安い費用につながるかもしれません。
◎テクニック4:見積書をきちんと読み取るのもカギ
解体工事の見積書は、金額以外もきちんと読みましょう。
なぜなら、追加工事の可能性が別途となっていることもあるからです。
「不用品処分も含んでいると思ったら別途請求だった」「カーポートや庭木の処分は追加工事費用を請求された」というケースもあります。
また、2022年4月には「解体前にアスベスト調査を事前におこなうこと」と事前調査が義務付けられました。
見積書に「アスベスト調査費用」が記載されていなければ別途請求されるかもしれません。
かつては、さまざまな建材に含まれていたアスベストは、段階的に規制され現在の家づくりでは使われていません。しかし、2006年よりも前に建てられた家屋はアスベスト入り建材を使っている可能性があります。
後から追加費用を請求されないように、見積書への記載がないときはアスベストに関してもきちんと聞いておくことが大事です。

まとめ
古い家屋がある土地に新築するときは解体工事は欠かせません。
新築工事にもお金がかかるため、解体費用は安い方がいいという方も多いでしょう。
解体費用をおさえるテクニックとして、
・不用品処分を自分でやる
・業者の閑散期を狙った解体工事
・庭木や雑草処分も自分でやる
・見積書をきちんと読み取り追加費用をおさえる
などをご紹介しました。
見積書の金額だけを見て「安い」と思っていたら、後から追加費用を請求されるのは避けたいですよね。
逆に、見積書では「高い」と思っていた業者の方が総合的に安い可能性も考えられるのです。
また、解体費用の相場は参考値として留め、具体的には見積もりをすることが大事です。
事前に、だいたいの相場観はおさえておきましょう。
解体工事は「高い・安い」という金額にこだわるあまり、業者選びに失敗するケースも。なかには安い金額を提示しておき高額な追加請求などのトラブルに巻き込まれることがあるので注意しましょう。
住宅会社に信頼できる解体業者を紹介してもらうという方法もあります。
建て替えなどで解体をしなければならない場合は、まずは住宅会社に相談してみましょう。
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